1. HOME
  2. ブログ
  3. SIY Journey
  4. 【Vol.5】エモーショナル・インテリジェンス 〜EIの効果〜

コラム

Column

SIY Journey

【Vol.5】エモーショナル・インテリジェンス 〜EIの効果〜

SIY

Mr.SIY:前回は、EIが感情知性であり、情動と感情の違いについて学びました。今回は、EIの効果についてですね。EIを向上させるとどんな効果があるのでしょうか。

Mr.SIY:感情知性であるEIを向上させることで、集中力や自己管理能力が高まり、生産性や創造性が向上します。また、チームワークを向上させ、リーダーシップを発揮できる人材を育成することで、組織力を高めるためのアプローチとして極めて有効と考えられています。この「EIの向上」に注目して開発されたプログラムが、サーチ・インサイド・ユアセルフです。

心の旅人:集中力、自己管理、チームワーク、リーダーシップ、様々な効果があるんですね。サーチ・インサイド・ユアセルフは、単なるマインドフルネスのプログラムという訳ではなさそうですね。

Mr.SIY:その通りです。世間では、サーチ・インサイド・ユアセルフがGoogleのマインドフルネスプログラムと紹介されていて、若干ミスリードされているところもあるかもしれません。もちろん、マインドフルネスもサーチ・インサイド・ユアセルフの欠かせない要素ですが、実はEIを高めるプログラムというのが肝になってきます。それが、Google社内でもサーチ・インサイド・ユアセルフが多くの社員に支持されている理由でもあるんです。

心の旅人:と言いますと?

Mr.SIY:単にストレスケアのためにマインドフルネスを実践するのではなく、「EIを向上」させることで、パフォーマンスが高まることにつながるという共通認識がGoogle社員の中で浸透していき、サーチ・インサイド・ユアセルフに対する参加意欲が高まっていった訳です。

心の旅人:なるほど。優秀なエンジニアたちも「EIが高まって、パフォーマンス良くなるならやってみようかな」と考えた訳ですね。

Mr.SIY:「EI」に注目したことが、Google社内でサーチ・インサイド・ユアセルフが浸透していった成功要因といえるでしょう。

心の旅人:そういえば、ビルドゥエイン氏の著書「グーグルのマインドフルネス革命」のなかで、Googleがマインドフルネスを導入するようになった背景が綴られていました。(※1) それは、EIが向上することによって実現されるということですね。

Mr.SIY: 素晴らしい、ご一読されたのですね!ビルドゥエイン氏は同書で、「マインドフルネスが個人と企業の両方にメリットがある」と述べていますね。

心の旅人:個人のメリットとしては、「自己を認識する力」と「自己を管理する力」が身につくことを上げていました。

Mr.SIY:そうですね。この2つは、EIの基本要素となります。「自己認識」と「自己管理」ができると、自分の感情や思考に気づくことができて、自らを目的や目標に向かって上手に導いていくことができます。イライラする感情に対処したり、うまくいかない時に自分に優しさを向けたり、心の回復力を高めたりすることもできるようになっていきます。

心の旅人:仕事をしているといろんな感情に揉まれたり、あれこれ考えてしまうことがあります。感情の対処、自分への優しさ、心の回復力。どれも身につけたいスキルです。

Mr.SIY:企業側のメリットについてはどんな風に書いてありましたか?

心の旅人:企業のメリットとしては、「組織力の強化」と「高度な意思決定の遂行能力」を上げていました。正直、そのような効果が期待できることに驚きました。

Mr.SIY:無理もないです。マインドフルネスと組織力って結びつかないですよね。

心の旅人:はい。どういうことなのでしょうか。

Mr.SIY:前述の自己認識と自己管理の力を高めていくと、仲間と一体感を持ち、調和の中で働くことができるようになります。つまり、組織内に調和が生まれチームワークが発揮され易くなるということです。また、共感や思いやりに基づく思慮深い意思決定やより視野が広く公正明大な決断ができるようになっていくことで、経営力が高まっていくということに繋がっていきます。

心の旅人:話が複雑になってきました。一体感、調和、共感、思いやり、公正明大ですか。

Mr.SIY:無理もありません。マインドフルネスとEIの関係性は一見複雑ですが、1つづつ紐解いていけば、理解していけると思います。今は、マインドフルネスとEIには関係性があり、EIが個人と組織の両方に効果があるということを押さえておきましょう。

心の旅人:わかりました。詳細はコンテンツの中でじっくり学んでいきます。ところで、マインドフルネスとEIを結びつけて、SIYのプログラムを作ろうと思った人がいるということですよね。それは、一体誰なのですか?

Mr.SIY:陽気な善人、チャディ・メン・タンのことですね。次回は、彼がSIYに込めた想いを見ていきましょう。

(※1) 「グーグルのマインドフルネス革命」(2015年, P55)

関連記事