レジリエンス・プログラム:Grit

Grit
Resilienceは、変化に適応する力と困難な状況を乗り越える心の回復力を高めるプログラムです。レジリエンスは、今、リーダーに求められる心のスキルの一つと考えられています。VUCAの世界において、予期せぬ事態、ストレスのかかる状況、逆境や困難、変化や危機は避けては通れません。このような状況下で、私たちの心には様々な反応が現れます。レジリエンスが弱いとネガティブな思考や感情が心を覆ってしまい、判断力や行動力が低下し思うようなパフォーマンスを発揮することが難しくなります。レジリエンスを高めることで、変化に抵抗することなく、変化を積極的に受け入れ、柔軟に対応する力が身につきます。セルフマネジメントができるようになり、どのような状況でも安定的なパフォーマンスを発揮して、自分自身を目標に導いていくことができるようになります。また、ストレス耐性が高まり、心身の健康維持にも効果があります。
目的
感情や思考の反応やパターン、心理的なプロセスを知り、困難な状況を乗り越える心の回復力を高める
- 逆境や困難に直面した時に、気持ちを立て直し、前向きに対処していくセルフマネジメント能力を高める
- 柔軟で正確な考え方を身につけ、より理性的で創造的な思考によって、より現実的で有効な解決策を見出せるようになる
- たとえ、失敗しても、そこから学び、次に繋げていく逞しさを身につける
- 心身の健康を維持して仕事のパフォーマンスや生活の質を高める
- ストレスに対する捉え方を改め、ストレスに対処することができるようになる
効果
しなやかな心を育むことで、困難な状況や予期せぬ変化などに上手く対応できるようになり、どのような状況でも能力を発揮できるようになる
セルフマネジメント:どのような状況でも安定的なパフォーマンスを発揮して、自分自身を目標に導いていくことができるようになる
回復力:逆境や困難に直面しても、すぐに元の状態に戻ることができるようになる
緩衝力:ストレスや予想外のショックなどの外的な圧力に対しても弾力的に耐えることができるようになる
適応力:予期せぬ変化を受け入れて合理的かつ柔軟に対応できるようになる
楽観力:説明スタイルを確立し、逆境や挫折ををうまく乗り越えることができるようになる
心理的柔軟性:コントロールできることとできないことを見分け、コントロールできることに力を注ぐ
ウェルビーング:ストレスに対してのセルフマネジメントができるようになる
構成要素
〜マインドフルネス〜
- 心と体の仕組み
- ボディスキャン
- 心理的柔軟性
- 人生の目的と心のニーズを知り自分軸を明確にする
〜マインドセット〜
- ABC分析で感情と思考の癖、心の反応パターンを知る
- ネガティビティ・バイアスとアンコンシャス・バイアス(思考のワナと思い込み)
- シナリオライティング
- ストレスに対する生理的反応
〜セルフコンパッション〜
- 自分への思いやりを育む
- 失敗や挫折経験から学ぶ
- 自分を責めるのではなく受け入れる
〜 レジリエンス〜
- 困難な状況を乗り越える回復力を培う
- 説明スタイルを確立する
- 楽観性を養う
内容
Resilienceは、マインドフルネスの実践をベースに、心理学、生物学、神経科学の最新研究に基づき、プログラム構成されています。参加者自らが様々な気づきを得られるようデザインされた、実践体感型プログラムです。自らの心と体を使って実践する豊富なワークや演習が用意されています。全体の内容のうち、1/3が理論編、2/3が実践編で構成されています。レジリエンスは、適切なトレーニングをすることで誰でも高めることができます。筋肉が運動をすることで鍛えられていくように、レジリエンスは、練習を繰り返すことによって獲得していくことができます。レジリエンスは、心理学的特性や生物学的な現象で単純に説明することはできません。思考や感情や行動は、遺伝的、生物学的、心理学的、社会的、精神的なもの全ての影響を受けているため、レジリエンスを高めるためには、多角的な視点を持ちさまざまに異なる科学的なアプローチが必要となります。レジリエンス向上のためのマインドフルネスの実践、テーマに応じたジャーナリング、ペアワーク・グループワークの対話、気づきのシェアリングなど完全参加型のインタラクティブなプログラムとなっております。
理論編:心理学、生物学、神経科学の最新研究に基づき、感情や思考のパターンや反応について学びます。
レジリエンスとは、困難な出来事の後に回復する能力があることを示し、アメリカ心理学会の定義によれば「逆境、トラウマ、悲劇、脅威、極度のストレス(家族関係の問題、健康問題、職場や経済的な問題)に直面する中で適応していくプロセス」を意味します。レジリエンスを高めるためには、マインドフルネスを活用し自分の心の反応やパターン、思考の癖や習慣、思い込みに気づき、思考を柔軟にして物事の捉え方は一つではないことを学ぶ必要があります。
困難な状況に直面すると、ネガティブな感情や思考が現れ、視野狭窄や思い込みの中で行動を選択してしまいがちです。Resilienceでは、マインドフルネスを活用し、現実をありのままに見ることで、認知プロセスにアプローチし、困難な状況においてコントロールできることと、コントロールできないことを見分け、コントロールできることに注力するようトレーニングします。またポジティブ心理学のアプローチで、楽観的に現実と未来を捉えます。マインドフルネスのACTの手法を取り入れ、人生の目的や意味づけ、困難な状況から学べることを見出し、心理的柔軟性を高め視点を増やし困難を乗り越えるために必要な行動を選択することを学びます。参加者同士のシェアリングは、困難な状況の捉え方や取り組み方法には個人差があることを認識する最良の機会となります。
レジリエンス:逆境、トラウマ、悲劇、脅威、極度のストレス(家族関係の問題、健康問題、職場や経済的な問題)に直面する中で適応していくプロセス
ACT:思考と感情を受容し、価値とつながり、効果的な行動をするマインドフルネスの心理学的アプローチ
心理的柔軟性:気づきや開かれた心、集中力を持って状況に対応し自分の価値に沿った効果的な行動をする能力
心と体の仕組み:ストレスに対する生理的反応と体に現れる感情の意味
マインドセット:ネガティビティ・バイアスとアンコンシャス・バイアス(思考のワナと思い込み)
認知と受け取り方:ネガティブな感情が起こる原因、自責化・普遍化・永続化からの解放、ポジティブシンキングと現実的な楽観力の違い
実践編:マインドフルネスの実践や豊富なワーク、演習を通じて、レジリエンスを高めます。
マインドフルネス:適応力、緩衝力、回復力向上のためのマインドフルネスの実践
認知アプローチ:感情や思考の癖と反応パターンを知るABC分析を活用した演習
心理的柔軟性:思考と感情を受容するワーク、人生の目的や価値とつながり自分軸を明確にするジャーナリング
楽観力:過去の困難な経験を活用してレジリエンスを育むヴィジュアライゼーション
セルフコンパッション:自分への思いやりを育むワーク
対話:レジリエンスについての理解を深めるペアワークやグループワーク
Resilience:3つのステージ
底打ち
- ネガティブな感情が原因となった悪循環、ネガティブ連鎖を断ち切る
- マインドフルネスで思考のワナや思い込みに気づく
立ち直り
- 心理的柔軟性を生かし、元の心理状態へ回復する
- 認知や受け取り方を変える
- 楽観力や周囲とのつながりを活用する
教訓化
- 困難な体験や失敗経験を振り返り、次につながる意味を学ぶ
こんな企業にオススメ
- リーダーシップを発揮できる人材を育成したい
- セルフマネジメントできる人材を育成したい
- 創造性、革新性のある人材を育成したい
- 困難に直面してもやり抜ける人材を育成したい
- 健康経営に取り組みたい
- ストレスマネジメントできる人材を増やしたい
- 生産性を高めたい
- プレゼンティズムを改善したい
- 社内のコミュニケーションを円滑にしたい
- 組織を活性化したい
金額
半日 | 1日(半日x2日間) | 2日(半日x4日間) | |
オンライン | 20万円 | 30万円 | 50万円 |
対面式 | 25万円 | 40万円 | 65万円 |
※ 対面式は、別途交通費がかかります。