1. HOME
  2. ブログ
  3. SIY Journey
  4. 【Vol.11】 聞く力を磨く 〜マインドフル・リスニングの実践〜

コラム

Column

SIY Journey

【Vol.11】 聞く力を磨く 〜マインドフル・リスニングの実践〜

SIY マインドフル・リスニング

Mr. SIY: Vol.10では、マインドフル・リスニングについて説明しましたが、今日は実践してみましょう。

ソラ:マインドフル・リスニングは、ただ相手に注意を向けて集中して聞くんですね。

心の旅:好奇心を持って、評価、判断をしないで聞くのもポイントでしたよね。

Mr. SIY: そうです。自分の存在が相手にとって、ギフト=贈り物であるようなつもりで、心を開いて好奇心を持って話し手の前に存在しましょう。ティク・ナット・ハン禅師は、「他人に差し出せる最も貴重な贈り物は、私たちの存在だ。愛するものたちをマインドフルネスが抱きしめたとき、彼らは花のように咲き誇るだろう」と表現しています。

ソラ:ティク・ナット・ハン禅師、素敵!私たちの存在が贈り物。私のマインドフルネスでたくさんのお花が咲いてくれたら嬉しいなあ。

Mr. SIY:では、マインドフル・リスニングの練習をしてみましょう。今から2分づつ、ソラさんとココタビさん交互にお話をしていきます。2分間は、話し手の時間です。聞き手は、「この2分間、自分は今、あなたの話を聞くためにここに存在しています。どうぞお話しください。」というつもりで、集中して聞きましょう。自分の順番になったら何を話そうとか、質問したいなあとか、そういうことは考えずに、ただ相手の話に耳を傾けます。100%相手に注意を向けて、評価や判断をしないで相手の話を聞きましょう。

〜2分間の実践〜 (ココタビとソラが交互に話し、交互に聞く)

話し手は、以下のテーマについて、2分間話をしましょう。聞き手はしっかり聞きましょう。

「体と心をつなげる呼吸の実践をしてみてどう感じたか」

「マインドフルネスに興味を持ったきっかけは?」

〜2分間の実践終了〜 1分間、自由にマインドフル・リスニングをやってみた感想を話しましょう。

Mr. SIY: マインドフル・リスニング、やってみていかがだったでしょうか。感じたことや気づいたことは何かありますか。

ソラ: あれこれ考えずに、集中して話を聞くと内容がどんどん頭に入っていく感じで、相手の話をよく理解できた気がします。普段こんな風に話を聞くことはありませんね。

Mr. SIY:ソラさんは、集中して聞けたようですね。ココタビさんは、いかがでしたか?

心の旅: 私は、しっかり聞こうとすると、色々心の中で疑問が浮かんできて、逆に少しフラストレーションがありました、笑。

Mr. SIY:フラストレーション。どういうことかもう少し教えてもらえますか?

心の旅: えーっと、質問したいけど、こらえてるのが少し辛い感じでした。普段は会話中にその都度質問している感じなので、あまりフラストレーションにはなってないんだと思います。

Mr. SIY:なるほど。では、ココタビさんが質問をこらえて聞いている間、話し手のソラさんはどんな気持ちで話していたでしょうか?

ソラ: ココタビさんが質問をこらえていたとは気づきませんでした、笑。むしろ、しっかり聞いてくれているように感じられたので、とても話しやすかったです。2分間も話すことがあるか不安でしたが、気づけばあっという間に終わってました。もっと話したかったです、笑。

Mr. SIY: ソラさんは、気持ちよく話ができたようですね。ところで、ココタビさんのこらえていた質問内容は未解消のままですか?

心の旅:実は、質問するのをこらえて少し経つとその部分の説明が後から出てきて、「そういうことか」と納得することができました。最後の方の内容については、何点か疑問点が残ってます。

Mr. SIY: もしかしたら、今、残っている疑問点ももう少し会話を続けたら、後々、解消されたかもしれませんね。私たちは、普段の会話の中で話の途中でも質問をすることがありますね。話を聞いている時に「どういうことだろう?」と気軽に質問して、話し手はその質問に対して答えて、やりとりしているうちに話題が変わってしまい、別の話が始まったりすることもあるかもしれません。

心の旅:心当たりがあります。もしかしたら、普段の会話では、途中で質問をしてしまって、話の腰を折ってしまっているのかもしれません。最初は相手の話を聞いていたのに、気づいたら、自分の話をしてしまって気まずい思いをしたことがあります(汗)

Mr. SIY: その場合は、話し手は、心の中で「私の話は終わってないんだけど」と思ってるかもしれませんね。日本人はその場の空気を大切にしてしまい、自己主張を控えて話を元に戻さず、本題を話さないままコミュニケーションを終えてしまうこともあるかもしれません。

ソラ: あるな〜。話を横取りしたことも横取りされたことも。そうすると、会話中には質問はしない方が良いということですか?

Mr. SIY: 会話中の質問が悪いと言ってる訳ではありません。ただ質問をする適切なタイミングがあるということです。話し手と聞き手の間で、そのタイミングが合うと気持ちの良い会話になっていきますよ。話し手には、すべての情報がありますから、話す順番や時系列があって、それに沿って話していることが多いです。聞き手は情報が不足してますから、あれこれ疑問が生まれるのは当たり前ですよね。タイミング悪く質問をすると、話し手によっては、「それは今から話そうと思ってたのに。」と心の中で感じてるかもしれませんね。衝動的に質問をしながら話を聞くのと、マインドフル・リスニングでしっかり話を聞くのでは、会話の質が変わってきます。衝動的に質問するのは、自己中心的な話の聞き方と言えるかもしれません。

心の旅: 質問のタイミング!

ソラ:会話の質!

心の旅: 質問のタイミング。今まで聞きたいことをすぐに聞いてしまい、自己中心的に会話をしていたのかもしれません。相手の話をもっとしっかり聞くようにしてみようかな。

ソラ:会話の質。私も子供達の話をこんな風に聞いてあげたら、子供達の反応も変わるかもしれないなあと感じました。早速家で試してみたいと思います。

Mr. SIY: いいですね。是非試してみてください。他には気づいたことはありますか?

心の旅:評価や判断をしないで聞く、というのは簡単ではないですね。

ソラ:確かに。

心の旅:マインドフルに聞いていると、大体こうだろうとか、それは違うよとか、頭の中で自分の考えや意見が出てくるのが分かりました。

ソラ:お〜なんか、冷静に自分の状態を観察できてる感じ。マインドフル、ですね。

Mr. SIY:本当にそうですね。初めてのマインドフル・リスニングで、自分の評価や判断に気づくというのは素晴らしいですね。気づくことができれば、後はそれを手放していけばありのままに聞くことにつながっていきます。

ソラ:ありのままに聞くって大切ですよね。何かしら、判断しがちのような気がします。

Mr. SIY:ありのままに聞くことができると、冷静な判断や意思決定にも繋がりますね。

心の旅:それは、コミュニケーションやリーダーシップにも関わりそうですね。

Mr. SIY:その通りです。マインドフル・リスニング は、受講生が職場で実践して有効なコミュニケーション方法として評価されています。会議での議論では、反対意見にも耳を傾けられることで、建設的な意見交換になったり、1 on 1では部下の話をしっかり聞くことで、問題点や課題の共有ができて、具体的なアクションプランにつなげることができた、という報告があります。ぜひ、試してみてください。

心の旅:普段の会話の中でこのマインドフルリスニング はどのようにやれば良いのでしょうか?

Mr. SIY: 普段の会話では、黙って自分の中でしっかり相手に注意を向けて話を聞くことを心がけたら良いと思います。「今からマインドフル・リスニング やるので黙ってます」というような宣言をする必要はありませんよ、笑。

ソラ:そうか。ただ、黙って自分がマインドフル・リスニング を実践すれば良いということですね。

Mr. SIY: そうです。私の経験では、このマインドフル・リスニング で、コミュニケーションの質が変わり、どんどん人間関係がポジティブなものになっていきました。今では、人間関係でストレスを感じる事はほとんどありません。とってもオススメです。SIYでは、このマインドフル・リスニングを基本にステップ2、ステップ3と話を聞くスキルを磨いていきます。楽しみにしていてくださいね。

心の旅:マインドフル・リスニングの応用編があるのですね。それは楽しみです!

ソラ:次回もよろしくお願いします!

関連記事