【SLTコラム第2章】部下の「やる気」を引き出す動機の質とは
本日、自律型人材育成コラム「SLTメソッド」の第2章を公開いたしました。
□ 第2章:「やらされる人」と「やりたい人」は何が違うのか?
先日、ある企業の部長さんから興味深い相談を受けました。
「同じチーム会議で『今四半期20%アップ』を発表したら、
AさんもBさんも『頑張ります!』と答えた。でも1週間後、
Aさんは言い訳ばかり、Bさんは自発的に顧客訪問を増やしている。
この差は一体何なんでしょう?」
実は、この「頑張ります」の裏側にある違いこそが、第2章のテーマです。
同じ言葉でも、その背後にある「動機の質」によって、
行動も成果も全く変わることが心理学研究で明らかになっています。
□ 外発的動機づけの隠れたコスト
多くの組織では「目標達成でボーナス」「未達なら評価ダウン」といった外発的動機づけが中心です。
確かに短期的には効果があります。
しかし第2章では、この手法の「隠れたコスト」を明らかにします。
□ 内発的動機づけという選択肢
一方で、「お客様により良い価値を提供したい」という内なる想いで動く人は、
指示がなくても改善を続け、困難も乗り越えていきます。
第2章では、この「内発的動機づけ」を引き出す具体的な方法と、
管理職の動機の質の違いによって、部下育成にどんな変化があるかを学んでいきます。
部下の「やる気スイッチ」がどこにあるのか。
その答えが、第2章にあります。
ぜひご一読ください。
□ こんな方におすすめ
・部下の主体性を引き出したい管理職の方
・従業員エンゲージメント向上に取り組む人事担当者
・チームの内発的動機づけを高めたいリーダー
□ 第1章をまだお読みでない方へ
第1章では「なぜ今、指示待ち人材では通用しないのか」というVUCA時代の根本課題を扱いました。
第2章から読み始めても理解できる構成ですが、より体系的に学びたい方は第1章からご覧ください。
□ 次回第3章では
人が自発的に動き出す「3つの心理的欲求」について、自己決定理論をベースに解説予定です。
□ SLTメソッドとは
SLTメソッドは、マインドフルネスの「今ここへの気づき」を土台としながら、
心理学の自己決定理論に基づいて開発された実践的なフレームワークです。
3つのステップで、自律性・有能感・関係性を育みます:
S – Set your direction(自分の方向性を定める)
L – Look back at your growth(成長を振り返る)
T – Team up with respect(尊重を持って協働する)
朝3分、夜3分の実践から始められ、
個人の変化がやがてチーム、部署、組織全体へと広がっていきます。
□ Linked In では
マインドフルネスやEIに関するDaily Tipsをお届けしております。
ご興味がある方は、ぜひLinkedInでも繋がってください。