「夜と霧」人生はあなたに何を期待しているか?(前編)
「夜と霧」は、ユダヤ人の心理学者ヴィクトール・フランクル(V・フランクル)が著した第二次世界大戦中の強制収容所の体験記です。極めて劣悪な環境で、いかに絶望から希望を見出し、いかに生き残ったのかが「夜と霧」には書かれています。
コロナ禍になり約1年半が経過しました。オリンピックが開催されていた頃には数千人だった感染者数もだいぶ落ち着いてきました。
私たちはこのコロナ禍で何を学んでいるのでしょうか。
私たちはこの困難な状況からどのように生きていけば良いのでしょうか。
そのことを考える上で参考になると思い、名著「夜と霧」をご紹介したいと思います。描かれる「精神的な自由」「人間の強さとしなやかさ」「生きることを選ぶ態度」には、感動を覚えます。3つのエピソードを通じて困難な状況を生き抜くヒントを見出していきたいと思います。
(コンテンツ)
- 今日を生きられるかどうか
- 第一段:自分の今までの人生をすべてなかったものにする
- 第二段階:感情が消失する