レジリエンス・トレーニング:FLEX
レジリエンス=「変化に適応する力」を磨く
レジリエンス・トレーニング「FLEX」は、変化に適応する力と困難な状況を乗り越える心の回復力を高めるプログラムです。コロナ禍で多くの方が様々な変化に直面しています。予期せぬ事態、ストレスのかかる状況、逆境や困難、変化や危機は避けては通れません。このような状況下で、私たちの心には様々な反応が現れます。レジリエンスが弱いとネガティブな思考や感情が心を覆ってしまい、判断力や行動力が低下し思うようなパフォーマンスを発揮することが難しくなります。レジリエンスを高めることで、変化に抵抗することなく、変化を積極的に受け入れ、柔軟に対応する力が身につきます。セルフマネジメントができるようになり、どのような状況でも安定的なパフォーマンスを発揮して、自分自身を目標に導いていくことができるようになります。また、ストレス耐性が高まり、心身の健康維持にも効果があります。レジリエンスは、まさに今、求められる心のスキルの一つです。
目的
感情や思考の反応やパターン、心理的なプロセスを知り、困難な状況や変化への適応力を高める
- 逆境や困難に直面した時に、気持ちを立て直し、前向きに対処していくセルフマネジメント能力を高める
- 柔軟で正確な考え方を身につけ、より理性的で創造的な思考によって、より現実的で有効な解決策を見出せるようになる
- たとえ、失敗しても、そこから学び、次に繋げていく逞しさを身につける
- 心身の健康を維持して仕事のパフォーマンスや生活の質を高める
- ストレスに対する捉え方を改め、ストレスに対処することができるようになる
効果
しなやかな心を育むことで、困難な状況や予期せぬ変化などに上手く対応できるようになり、どのような状況でも能力を発揮できるようになる
セルフマネジメント:どのような状況でも安定的なパフォーマンスを発揮して、自分自身を目標に導いていくことができるようになる
回復力:逆境や困難に直面しても、すぐに元の状態に戻ることができるようになる
適応力:予期せぬ変化を受け入れて合理的かつ柔軟に対応できるようになる
楽観力:悲観的ではなく現実的かつ楽観的に物事を捉えることができるようになる
自己受容力:ネガティブな感情をありのままに受け入れることができるようになる
心理的柔軟性:コントロールできることとできないことを見分け、コントロールできることに力を注ぐ
ウェルビーング:ストレスに対してのセルフマネジメントができるようになる
構成要素
〜マインドフルネス〜
- 注意力のトレーニング
- 科学的根拠
- レジリエンスとバーンアウト
- 視点を増やす
〜セルフ・コンパッション〜
- 感情と体の関係
- 抵抗するのではなく受け入れる
- 自分への思いやりを育む
- 共通する人間性
〜現実的な楽観主義〜
- ネガティビティ・バイアス
- 氷山思考
- ABC分析で感情と思考の癖、反応パターンを知る
- 説明スタイルで楽観的に考える
〜 マインドセット〜
- 3つのストレス反応をポジティブに選択する
- 価値とつながる
- 自分よりも大きな目標
- 利他的な行動
内容
レジリエンス・トレーニング「FLEX」は、マインドフルネスの実践をベースに、心理学、生物学、神経科学の最新研究に基づき、プログラム構成されています。参加者自らが様々な気づきを得られるようデザインされた実践体感型プログラムで、実際の現場で活用できる再現性のある実用的な内容となっております。自らの心と体を使って実践する豊富なワークや演習が用意されています。全体の内容のうち、1/3が理論編、2/3が実践編で構成されています。レジリエンスは、適切なトレーニングをすることで誰でも高めることができます。筋肉が運動をすることで鍛えられていくように、レジリエンスは、練習を繰り返すことによって獲得していくことができます。レジリエンスは、心理学的特性や生物学的な現象で単純に説明することはできません。思考や感情や行動は、遺伝的、生物学的、心理学的、社会的、精神的なもの全ての影響を受けているため、レジリエンスを高めるためには、多角的な視点を持ちさまざまに異なる科学的なアプローチが必要となります。レジリエンス向上のためのマインドフルネスの実践、テーマに応じたジャーナリング、ペアワーク・グループワークの対話、気づきのシェアリングなど完全参加型のインタラクティブなプログラムとなっております。
理論編:心理学、生物学、神経科学の最新研究に基づき、感情や思考のパターンや反応について学びます。
レジリエンスを高めるためには、マインドフルネスを活用し自分の心の反応やパターン、思考の癖や習慣、思い込みに気づき、思考を柔軟にして物事の捉え方は一つではないことを学ぶ必要があります。困難な状況に直面すると、ネガティブな感情や思考が現れ、視野狭窄や思い込みの中で行動を選択してしまいがちです。レジリエンス・トレーニング「FLEX」では、マインドフルネスを活用し、現実をありのままに見ることで、認知プロセスにアプローチし、困難な状況においてコントロールできることと、コントロールできないことを見分け、コントロールできることに注力するようトレーニングします。またポジティブ心理学のアプローチで、楽観的に現実と未来を捉えます。マインドフルネスのACT(※)の手法を取り入れ、人生の目的や意味づけ、困難な状況から学べることを見出し、心理的柔軟性を高め視点を増やし困難を乗り越えるために必要な行動を選択することを学びます。参加者同士のシェアリングは、困難な状況の捉え方や取り組み方法には個人差があることを認識する最良の機会となります。(※)ACT=Acceptance Comittment Training(Therapy)の略
レジリエンス:逆境、トラウマ、悲劇、脅威、極度のストレス(家族関係の問題、健康問題、職場や経済的な問題)に直面する中で適応していくプロセス(アメリカ心理学会の定義)
心理的柔軟性:気づきや開かれた心、集中力を持って状況に対応し自分の価値に沿った効果的な行動をする能力
心と体の仕組み:ストレスに対する生理的反応と体に現れる感情の意味
自己受容:自己批判や自己防衛的な自分の反応に気づき、自分自身への優しさを育みコントロールできない感情を受け入れる
現実的な楽観主義:氷山思考やネガティビティ・バイアスによる悲観的な思考の傾向を知り説明スタイルを活用して現実的な楽観性を培う
マインドセット:闘争逃走反応以外のストレス反応を知りストレスの本当の意味を学ぶ
実践編:マインドフルネスの実践や豊富なワーク、演習を通じて、レジリエンスを高めます。
マインドフルネス:コントロールできることとコントロールできないことを見分ける
ボディスキャン:体の感覚に注意を向け感情に伴う体の変化に気づく
セルフコンパッション:自分への思いやりを育むワーク
ヴィジュアライゼーション:思考の傾向や癖を知り調整する視覚化トレーニング
リフレーミング:悲観的に捉えている現実を楽観的に捉える認知トレーニング
ジャーナリング:心の中に思い浮かぶ感情や思考をありのままに書き出し観察する
対話:レジリエンスについての理解を深めるペアワークやグループワーク
こんな企業にオススメ
- リーダーシップを発揮できる人材を育成したい
- セルフマネジメントできる人材を育成したい
- 創造性、革新性のある人材を育成したい
- 困難に直面してもやり抜ける人材を育成したい
- 健康経営に取り組みたい
- ストレスマネジメントできる人材を増やしたい
- 生産性を高めたい
- プレゼンティズムを改善したい
- 社内のコミュニケーションを円滑にしたい
- 組織を活性化したい