【コラム】マインドフルネスに対する誤解 その1

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知れば、マインドフルになれるんでしょ?

そのように考えている方が結構います。数学の公式を習って、その公式に数字を当てはめれば答えが出てくるかのように、話を聞いてマインドフルネスを理解しようとする方です。

マインドフルネスの認知度も徐々に高まるにつれ、書籍やインターネットでの情報入手が容易になりました。いろんな切り口やアプローチ方法を知ることができます。実践の継続性を問うことなく、ただ資格だけ取得できるようなものもあります。


音符が読めても演奏の練習をしなければ、楽器を演奏できるようにはなりません。バットの振り方を教わっても、実際にピッチャーが投げる球を打つ練習をしなければヒットを打てるようにはなりません。体を使うことに関しては、練習をしなければ結果が伴わないことが容易に想像できます。



心の作用も同様です。どれだけマインドフルネスに関しての知識を増やしても、実際にしなやかな心を培うことはできません。むしろ、マインドフルネスに関しては、色々知ってしまうことよりも実践して自分の変化を感じることの方が何よりの学びになります。

実践の重要性

例えば、先日質問された内容です。


「予期しないことが起こったときに、パニックになってしまい、一生懸命呼吸に注意を向けようとしたのですが、動揺してうまく深呼吸もできませんでした。どうしたら良いでしょうか。」


このような質問をされる方には、普段実践をされていない方が多いようです。マインドフルネスは、バンドエイドではありません。バンドエイドはコンビニで買って手元に置いておけば、怪我したときに患部に貼れば役に立ちます。これと同じように考えて、マインドフルネスのことを知っておけば、いざという時に聞きかじった方法で対処できると勘違いしていると、全く状況は改善しないでしょう。


スポーツ選手やミュージシャンは本番でパフォーマンスを発揮するために日々の練習に励みます。日々の練習があるから、本番で思うように体が動いて、期待通りのパフォーマンスを発揮することができるようになります。


マインドフルネスも同様です。日頃実践をしているからこそ、困難な場面で体の反応に気付いて、心の反応を選択できるようになります。マインドフルネスの気づく力を高めるためには、脳をトレーニングしていく必要があります。トレーニング方法は、呼吸瞑想だけでなく、観察瞑想や慈悲の瞑想、ボディスキャン などの方法があります。パニックになった時に冷静さを取り戻すには、これらの様々なトレーニング方法を継続的に実践していく必要があります。脳の配線が変わっていくことで、いざという時の脳の暴走を食い止めることができるようになります。

神経可塑性

トレーニングをしていくことで、脳に変化が起こります。科学的に根拠のあることで、適切な刺激を与えれば脳は大人になっても成長、発達していくことが多くの研究で確認されています。瞑想の実践が脳に対する適切な刺激であり、脳の機能を構造を変えていきます。このような脳が成長する性質を神経可塑性と呼びます。この神経可塑性があるからこそ、瞑想が科学の対象とされ、数多くの研究論文が発表されています。科学の対象ということは、瞑想による効果が再現性があるということに他なりません。


水は酸素と水素からできています。沸点が100度で水は蒸発し気体になり、凝固点が0度で水は氷になります。このような水についての知識があっても、水の味を知ることはできません。水を知るには実際に飲んでみることです。飲めば水の味がわかるように、実践すればマインドフルネスがどんなものかを体と心で理解できるようになっていきます。

頭で理解しようと知識を詰め込むのではなく、日々の実践を心がけましょう。

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目覚めのマインドフルネス

Youtube 月曜〜金曜@7時10分配信

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