マインドフルネスプロジェクト は、2020年2月1日〜2日にサーチ・インサイド・ユアセルフ(SIY)のコアプログラムを一般個人向けに東京で開催します。



講師は、SIY認定講師であるマインドフルネスプロジェクト 代表伊藤穣とパートナーであるMindfulness with Emi代表の飯塚えみの両名が担当します。SIYプログラムは米国SIYLI(Search Inside Yourself Leadership Institute)が認める組織と講師によってのみ教えられるプログラムです。

マインドフルネスプロジェクト代表 伊藤穣

「私自身、SIYを3年前に受講しました。SIYは、自分の人生を色々と考えるきっかけになったプログラムです。そのSIYを皆様にお届けできることを大変嬉しく思います。2日間というのは、人生の長さに比べれば大変短い期間ですが、一旦立ち止り現在の自分自身を見つめ直すとても良い機会になると思います。皆様とともに心の旅を楽しんでまいりたいと思います。会場でお会いできることを楽しみにしております。」




Mindfulness with Emi代表 飯塚えみ

「初めてSearch inside Yourselfの本を読んだ時、こんなにも誰にでもアクセスできるマインドフルネスの伝え方があるものか、と感銘を受けました。ビジネス向けのマインドフルネスプログラムだと言っても、成功法則や自己啓発ではなく、ヨガや宗教の話もなく、心のあり方や自分の知り方を伝えていく平和への本でした。 そして実際にこの2日間のプログラムを受け、心の壁が剥がれていくのを体験しました。このプログラムをシェアできることになって、とても嬉しいです。」



セミナーの詳細は近日中に発表します。

申込受付は、2020年10月21日金曜日より受付開始です。
超早割設定をしてありますので、ぜひご活用くださいませ。

SIY開催概要はこちらからどうぞ。
http://mindfulness-project.jp/siy/


http://mindfulness-project.jp

主催 マインドフルネスプロジェクト




https://www.emiiizuka.com

パートナー Mindfulness with Emi



良い面ばかりが強調されるマインドフルネスですが、その影の部分についてもしっかり検討していく必要があることが池埜教授から示されました。3つの問題、「組織構造問題から個人問題への転嫁」「倫理的問題」「歪なカルチャー形成と多様性に対する閉塞感」について、マーフィー教授が示した「Relational Mindfulness」を軸に、「セルフコンパッション」と「コンパッション」の切り口からアプローチしてみたいと思います。

セルフコンパッション

「セルフコンパッション」は、自分を慈しむ、自慈心です。忙しい日常生活、調和を重んじる日本社会のなかで、私たちは、自分のことより周囲のことを優先してしまい、自分に厳しく接してしまいがちです。失敗や挫折を経験すると不必要な言葉で自分を責めたり、非難したりしてしまいます。もしも友人や家族の誰かが同じような失敗をした時には、優しく勇気付ける対応をするにも関わらず、自分にはそうできない自分がいます。友人や家族に接するように自分自身にも優しく接してあげることが大切です。そのことにまずは気づくことからセルフコンパッションは始まります。

「セルフコンパッション」については、京都大学大学院の岸本研究員が、「マインドフルネス&セルフコンパッションが導く心のつながり」というテーマで講演し、実践ワークを体験することができました。



セルフコンパッション 〜3つの要素〜

岸本研究員は、セルフコンパッションの第一人者であるテキサス大学のクリスティンネフ准教授の考え方を説明しました。セルフコンパッションには3つの大切な要素があります。「マインドフルネス」「人類の共通性」「自己への優しさ」です。

「マインドフルネス」

私たちは、自分の感情を自分自身と感じてしまい、自分と感情を過剰同一視してしまうことがあります。怒ったり、悲しんだりした時に起こる感情は、自分自身ではありません。感情を自分そのものであると考えるのではなく、怒りや悲しみという感情を経験していることに気づくことが大切であり、そのためには「マインドフルネス」が有効なアプローチになってきます。


「人類共通事項」

自慈心が低いと、失敗の原因は全て自分にあり、その失敗の影響は永遠に続くと誤解してしまうことがあります。悩みや失敗は「人類共通事項」で、人間であれば、誰もが経験することです。自分だけが悩み苦しんだり、失敗する訳ではありません。人である以上、失敗して当たり前、悩んで当たり前という風に悩みや失敗の原因を自分から切り離して考えることが大切です。

「自分に対する優しさ」

失敗や挫折を経験すると不必要な言葉で自分を責めたり、非難したりしてしまいます。もしも友人や家族の誰かが同じような失敗をした時には、どのように対応するでしょうか。失敗や挫折から立ち直るためには、自分を責めたり、非難したりするのではなく、「自分に対して優しさ」を向けることが大切です。

セルフコンパッションとRelational Mindfulness

セルフコンパッションが高まると、自分を大切にして不必要に自分を責めることなく、慈しむことができるようになり、本来の自分とつながることができるようになります。より健康的で健全な人生の選択をすることができるようになっていきます。自分とつながることができれば、相手や周囲とのつながりも生まれポジティブな人間関係を築くことができるようになります。そうすることで、組織の中でも、相手を思いやるような行動を取ることができるようになったり、多様性を受け入れる受容力が高まっていくと考えられます。「セルフコンパッション」は、「Relational Mindfulness」のベースとなりえましょう。

コンパッション

「コンパッション」は、慈悲心です。相手の気持ちや感情に寄り添い、その苦しみや悩みを取り除こうとすることです。実際には、私たちは他者の苦しみを取り除くことはできません。自分の苦を自分の手で取り除く手伝いをすることしかできません。相手を見守り、共に過ごし、相手が必要としている時に言葉をかけたり手を差し伸べるのが、一つの慈悲の行いということになりましょう。

「コンパッション」については、京都大学大学院の藤野助教授が、「苦しみを抱えた人と共にいること」というテーマで脳科学研究の調査結果を交えながら講演をしました。


「コンパッション」のベースにあるのが共感です。共感は、生まれた時から我々には備わった感情であり、育まれていくものです。いわゆるサイコパスは、他者の気持ちや感情に共感することができません。我々は通常、相手が辛そうだ、相手が助けを必要としている、相手が傷ついている、そのようなことを表情や言葉、雰囲気から読み取り、何ができるかを感じたり考えたりすることができます。藤野助教授は、fMRIの研究結果を示し、パートナーの痛みを見ると、自分が痛みを感じる時と同じ感情関連の皮質(前部帯状回、前部島皮質)が活性化することを説明しました。

(出典: ZEN2.0藤野氏資料)



コンパッションと共感疲労

また、藤野助教授は、この共感には、共感疲労という精神的苦痛を伴うことがあると説明しました。相手の感情や状況にどっぷりと浸かってしまい、自分の感情と相手の感情を区別することができなくなるために、その苦痛を自分のものとして受け止めてしまい、疲労してしまうことがあります。このような共感疲労は医療現場やボランティアの現場で多く見受けられます。自分自身に視点を向けてしまうと、相手の状況を過去の自分の状況と重ね合わせ、過去のネガティブな経験を思い起こしてしまい、共感疲労を招いてしまいます。マインドフルネスの実践で心の柔軟性を保ち、しっかりと自分と相手の感情を区別し、相手に視点を向け、その上で自分にできることを考え実行していくことが大切となります。

(出典: ZEN2.0藤野氏資料)

コンパッションとRelational Mindfulness

共感疲労ではなく、コンパッションを育むことができれば、相手とのつながりが生まれ、コミュニケーションは円滑になっていきます。組織内でもコンパッションを持って行動することができれば、信頼感が生まれ活気あるチーム作りができて、リーダーシップを発揮することができるようになるでしょう。コンパッションのベースは、セルフコンパッションです。自分のことを慈しむことができて、はじめて相手のことも慈しむことができるようになります。コンパッションは「Relational Mindfulness」のベースになると同時に、自分のことを考えるだけでなく自分と関わりのある周囲に対しての思いやりが生まれ「Think Global, Act Local」へと繋がっていくと考えます。コンパッションは、「組織構造問題から個人問題への転嫁」「倫理的問題」「歪なカルチャー形成と多様性に対する閉塞感」この3つの問題を解決する糸口となるでしょう。

考察 〜まとめ〜

Relational Mindfulness

池埜教授が示した3つの問題、「組織構造問題から個人問題への転嫁」「倫理的問題」「歪なカルチャー形成と多様性に対する閉塞感」は、今後日本でも同様のことが起こるかもしれません。すでにアメリカでそのような状況にあることを知ることは有意義なことだと感じます。セルフコンパッションとコンパッションを育み、自分との「つながり」と人との「つながり」を生む「Relational Mindfulness」がその対応の鍵になると感じます。マインドフルネスプロジェクト では、「Relational Mindfulness」を「相手の状態に気づき、自分の状態に気づき、両者の関係性を深めていくためのマインドフルネス」という風に解釈しております。

マインドフルネスプロジェクト のアプローチ

とりわけ企業向けマインドフルネスにおける「組織構造問題から個人問題への転嫁」については、マインドフルネスプロジェクト では、クライアント企業と取り組む課題を明確にして焦点を絞りながら、慎重かつ最良のアプローチを提案して参ります。どのような目的でマインドフルネスを活用し、その目的が誰のためのものなのかを明確にし、組織や地域全体がその恩恵を享受できるかを検討することが大切であると考えております。

例えば、企業がストレスケア のためにマインドフルネスを導入するならば、形式的に取り入れるだけでなく、実質的に効果が出るようにしっかりとプログラムを組み立て、プロのファシリテーターに依頼し効果を検証していくことが必要でしょう。その上でストレスを個人の問題として捉えるだけでなく、チーム内のコミュニケーションやハラスメント、企業文化、エンゲージメントなど多角的な観点からその原因を探っていくことが大切になります。本来、組織の中で起こる問題というのは、人と人との関わり方の中で生まれるものです。どのように人と関わり、どのような人間関係を構築するかは、その人の資質や組織文化にも左右されます。個人の問題、組織の問題、両方を踏まえた上で具体的な対応をしていく必要がありましょう。


マインドフルネスはコミュニケーションを円滑にして、今回のZen2.0のテーマでもある人と人の「つながり」を生むことができます。マインドフルネスプロジェクト では、ポジティブで建設的な人間関係を構築するためには、自分の状態に気づく「マインドフルネス」、自分を慈しみ自分とつながる「セルフコンパッション」、相手の難しい状況のために行動する「コンパッション」が非常に大切だと考えております。セルフコンパッションやコンパッションは、サーチ・インサイド・ユアセルフのコンテンツの一部でもあります。まさに、VUCA時代のリーダーに求められる資質と言えるでしょう。そして、自分を調える「マインドフルネス」から、相手や周囲、環境を調えていく「Relational Mindfulness」は企業経営において価値ある考え方となるでしょう。



伝える側の質

マインドフルネスプロジェクト は、マインドフルネスがもたらす影の部分や諸問題にも真摯に向き合い、マインドフルネスが一過性のトレンドやブームで終わってしまわぬよう、本質的なマインドフルネスの普及に努めて参ります。


今回、提示された3つの問題の原因として、マインドフルネスを伝える側の質の問題も挙げられると思います。今後、マインドフルネスを伝えていく人の意識、モラル、倫理観が問われていくことになるでしょう。日本では、アメリカと違った日本のカルチャーに則した問題や影の部分が現れるかもしれません。マインドフルネスプロジェクト では、欧米の取り組み事例やプログラムを検証し、日本のモラルや倫理観に照らし合わせながら、マインドフルネスを日本で適切に受け入れられるように日本式に変換しながらお伝えしていくよう努めて参ります。

また、マインドフルネスが広く行き渡るに従い、マインドフルネスのファシリテーターも増えていくことが予測されます。その中には適切なトレーニングを受けていないファシリテーターが生まれてしまう恐れがあり、マインドフルネスの質を低下させたり、3つの問題のような社会問題が浮かび上がってくるリスクがあります。マインドフルネス業界の今後の課題として質の良いファシリテーターを育成していくことが挙げられます。マインドフルネスプロジェクト でも、プロとして確かな知見と経験を有するファシリテーターとのパートナーシップを進めると同時に後進の育成にも取り組んで参ります。


サーチ・インサイド・ユアセルフ(SIY)とは

SIYは、「脳科学」で効果が確認されている「マインドフルネス」を活用し、心の知能指数と呼ばれる「エモーショナルインテリジェンス(EI)」を高めるためのグーグルで開発されたリーダーシッププログラムです。

SIYは、集中力、共感力、回復力などのマインドスキルを強化して、優れた職務遂行能力とチームのポテンシャルを最大限に引き出します。アメリカでは、グーグルを始め、マイクロソフト、Facebook、SAPなど名だたる企業が人材開発研修として幅広く導入しております。日本でもSansan株式会社が全社導入し、そのプログラムの質と内容について高い評価を得ております。

エモーショナルインテリジェンス(EI)とは

VUCA時代に卓越したリーダーシップを発揮して、変化が激しいビジネスシーンで潜在能力を引き出し高い生産性を実現するために、「EI」が注目されています。AI、機械学習、ロボット工学、ナノテクノロジー、生物工学などの技術革新による第4次産業革命を迎えるにあたり、ダボス会議では2020年に必要とされるビジネススキルtop10が発表されております。2015年には圏外にあった「EI」が6位にランクインしております。


脳の中の理性と感情のコミュニケーションから生まれる「EI」は、自分自身と他者の心の動きに気づき、理解し、その情報を使って自分の行動や人間関係を上手にマネジメントする力で、「自己認識」「自己管理」「モチベーション」「共感力」「社会的技能」の5つの要素で構成されます。

様々な調査結果から、「EI」がビジネスの成功要因と関係していることが分かっており、時間管理、コミュニケーション力、意思決定などビジネスで必要とされるスキルの土台となっています。「EI」は成功に欠かすことができず、あらゆる職種において、成果の58%は「EI」によって生み出されており、仕事で高い成果を上げている人の90%は「EI」が高く、仕事の成果が低い人のうち、「EI」が高いのは20%という調査結果があります。(引用:TALENTSMART

SIYとEIの関係

SIYは、「脳科学」で有効性が確認されている「マインドフルネス」の実践を通じ、「EI」の基盤となる「自己認識」を深め、自分の中にある価値観や考え方のくせ、心の奥底にあるニーズなどに自ら気づき、自分の現在時点を確認し、「自己管理能力」を高めることで、自ら望む将来に向かって自分自身をナビゲートするための最先端の人材開発プログラムです。



「EI」を高めることで、「共感力」を駆使してコミュニケーションを取ることができるようになり建設的な人間関係を構築することができるようになります。また、先行き不透明な将来を見通す「洞察力」や複雑な人間関係を解決するためのヒントとなる「思いやり」を培い、チームを安心安全の場に導く卓越したリーダーシップを発揮することができるようになります。

SIYの効果

SIYの参加者によるアンケート結果によると、SIY受講前と受講後で比較して、ストレス低減、回復力上昇、集中力向上、コミュニケーションスキルの向上などの点で効果が現れていることが分かります。

SIYを受講することによって、組織のなかにウェルビーング(健康と幸福感)がもたらされ、従業員のパフォーマンスが向上し、協調性が生まれ、リーダーシップを発揮することができるようになり、結果的に組織の生産性が高まり組織が活性化していくことになります。この調査は17カ国、1051名の参加者によるアンケート結果です。

ネガティブな考えを手放すことができるようになった人が19%増加し、仕事終わりに疲労感を覚える人が10%減少し、参加者のストレスレベルが低下しております。

集中力が高まり心の状態を最適化することができるようになった結果、最も重要なことを優先的に取り組むようになった人が18%増加し、自分の注意が逸れた時に現時点に自分の注意を戻すことができるようになった人が25%増加しております。

回復力が高まり日々のチャレンジに対して心の準備ができるようになった結果、困難な状況に直面した時、潜在的な機会に集中することができるようになった人が15%増加し、感情的に困難な状況に直面した後でも素早く心の状態を元に戻すことができるようになった人が23%増加しております。

困難な状況の時に心の穏やかさと平静さを保つことができるようになった結果、誰かと対立した時、相手の目的が何かを完全に理解するまで時間を取ることができるようになった人が21%増加し、反応する前に立ち止まることができるようになった人が21%増加しております。

マインドフルネスプロジェクト とSIY

SIYプログラムは米国SIYLI(Search Inside Yourself Leadership Institute)が認める組織と講師によってのみ教えられるプログラムです。Mindfulness Projectの代表伊藤穣は、SIYの講師として正式に認定されております。

マインドフルネスプロジェクトでは、SIYが単に理論の説明ではなく、参加者自らが様々な気づきを得られるよう、マインドフルネスを始め自らの心と体を使って実践する様々なワークが用意されており、そのプログラム構成に信頼を寄せております。

2日間に渡るプログラムは、3分の1がプレゼンテーション、3分の2は、テーマに応じたマインドフルネスやジャーナリングなどの実践とペアワーク、グループワークなどの対話が占めており、完全参加型のインタラクティブなプログラムとなっております。


マインドフルネスプロジェクト は、「人を生かす」経営をサポートするために、マインドフルネスを経営に活用することを提案します。マインドフルネスの実践により、自らが心と体に注意を払い健康的に生きる人や自らの価値に気付き生きがいを持って生きる人が増えいていくと考えております。また、マインドフルなリーダーを育成し、経営者と従業員が互いを理解、尊重する組織や従業員の内発的動機を高め経営ビジョンを軸に行動できる組織が増えていくことに貢献します。

SIYのプログラム内容は、このようなミッションを実現するための優れたソリューションであり、混沌とした日本企業の現状を打破するために有効なアプローチであると考えます。マインドフルネスプロジェクト では、SIYの運営母体であるSIYLIや各パートナーと連携し、実効性が高く最新のコンテンツや関連情報を提供して参ります。

プログラム内容 〜インタラクティブで体験を重視〜

・ プレゼンテーションが1/3、実践的な演習が2/3 

・ マインドフルネスとEIを支える脳神経科学の概要

・ 自らを発見するマインドフルネスやジャーナリングの実践

・ 洞察力を高めるペアワークやグループワークの対話

・ EIを深く掘り下げる:自己認識、自己管理、モチベーション、共感、コミュニケーション

・ 実践的な演習:注意力のコントロール、職場における集中力

・ 自己認識と共感力の育成、モチベーションの向上

・ 感情バランスと自己管理、リーダーシップの基礎を構築

・ 2日間のプログラムの後、学んだことを新しい習慣として定着させるためのサポート「28日間チャレンジ」のフォローアッププログラムで毎日練習できるリソースを提供

マインドフルネスプロジェクト は、2019年5月15日〜16日に株式会社 コンカーの従業員30名(マネージャークラス〜一般社員)にSIY の2日間プログラムを実施しました。


ここには書ききれないぐらいの嬉しい感想を寄せていただきました。
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(参加者感想一部抜粋)



・ 2日間、仕事から少し離れて、非常にPeacefulな時間を過ごす事が出来ました。日常的にジャーナリング、呼吸瞑想、マインドフルリスニングとマインドフルイーティングを実践していきたいと思います。

・ 職場、家庭、自身の趣味とあらゆる場面での活用がイメージできました。せわしい中でもふと数分、瞑想する時間を設け、自身と対話していけたらと思います。

・ 人生にインパクトのある研修でした。


・ 仕事でもプライベートでも、意識することで生活が変わっていきそうな事のキッカケを学べたと思います。  

・ 自分自身の思考について考えることをしてなかったことに気づかされました。

・ 瞑想で自分の思考を探る、感情を感じるという事は続けていきたいです。気づき、発見、学びが沢山あり、自分の価値観や人生観にも影響を与えて貰えたと思います。
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「サーチインサイドユアセルフ(SIY)」は、Googleが開発したリーダーシッププログラムです。

「脳科学」×「エモーショナルインテリジェンス」×「マインドフルネス」


最近の「脳科学」では、気付きや注意などの精神的活動が、脳に適切な刺激を与えることで、脳の機能と構造が変化することが確認されております。

「マインドフルネス」によって、この注意と気付きを鍛えることができ、心の知能指数である「エモーショナルインテリジェンス」の基盤となる自己認識力や自己管理力を高めることが脳科学で確認されています。




SIYは、この3つの要素

「脳科学」×「エモーショナルインテリジェンス」×「マインドフルネス」

を見事にブレンドし設計された人材開発プログラムです。SIYでは、どのクラスの人材においても仕事上ではリーダーシップが必要とされる場面があると考えております。

現在、リーダーのポジションにいるかどうかに関わらず、様々な場面でリーダーシップを発揮して、目の前のプロジェクトやタスクに対応できる能力を開発していくようにデザインされています。


プログラムの内容、講師の態度についても大変高くご評価をいただくことができました。
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(アンケート結果)

・ 全体的に見て、プログラムに満足した方は、「非常にそう思う」「そう思う」の合計100%。



・ 今回学んだことを自分でも実践できると思う方は、「非常にそう思う」「そう思う」の合計97%。



・ 今回学んだことは、自分が抱えている問題の解決に効果があると思う方は、「非常にそう思う」「そう思う」の合計97%。



・ 講師はSIYプログラムを効果的に伝えることが出来ていた方は、「非常にそう思う」「そう思う」の合計100%。


・ 講師は好奇心と思いやりを持ったオープンな態度で参加者に向き合っていた方は、「非常にそう思う」「そう思う」の合計100%。



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(クラインアント企業 コンカー社)
コンカー社は、出張・経費管理クラウドのサービスプロバイダーです。
コンカー社は、「働きがいのある会社」ランキング 従業員100〜999人部門で “1位” に、4年連続 ベストカンパニー受賞しています。従業員アンケートなどをもとに、「経営・管理者層への高い信頼感」「従業員の自主性への高い信頼感」「従業員は公平に扱われている」「温かく、思いやりのある文化」「風通しのよい社風」「仕事に行くことが楽しい会社」「仕事と生活のバランスが取れる環境」などの項目で高い評価を獲得し、「ベストカンパニー賞」を受賞しています。

急激な事業拡大を支える土台作りとして、社員、企業が相互に成長するための「高め合う文化」という企業カルチャー形成を推進しています。自分自身/同僚/上司の観点から双方向に、良いことも悪いことも含めフィードバックをする機会を定期的に設定。継続的、かつ積極的に意見交換を行うことで、お互いのスキルや考え方を高め合い、社員個人と企業の成長を促進し、ひいてはお客様のビジネスの成長を支援することを目指しています。

海馬〜記憶と空間認識、感情制御の調節〜

Vol.2でお伝えしたように、脳には神経可塑性があり、損傷した脳細胞を修復したり、新しく神経ネットワークを形成したりすることが可能です。マインドフルネスの実践により神経可塑性が促され、脳の機能と構造が変化することが、複数の脳科学研究により明らかになってきました。

 

この背景には、fMRIなど医療測定器の神経画像技術の発達があります。これらの医療測定器を活用して、灰白質(中枢神経系で神経細胞の細胞体が存在している部位)の体積を測定したり、皮質(大脳の表面に広がる、神経細胞の灰白質の薄い層)の厚さを測定したりすることが可能になり、マインドフルネスが脳に与える影響を可視化して確認することができるようになりました。

 

Vol.3では、海馬についてお伝えします。海馬は、記憶に関わる領域と認識されている方が多いかと思います。海馬は、30秒くらい継続する短期記憶を担っています。短期記憶は、何かの作業をするために短い時間だけ覚えておく必要のある記憶で、その作業が終わってしまえば忘れてしまうもので、ワーキングメモリ(作業記憶)とも呼ばれます。実は、海馬は記憶以外にも知覚プロセスにおける重要な役割を果たしており、学習や感情制御の調節に関与していることが知られています。感情の調節に寄与していることから、継続的なマインドフルネスの実践によるこの領域の構造的変化は、感情的反応を調節する機能の改善を反映すると考えられています。

 

例えば、マインドフルネスを実践することで、海馬の灰白質の体積が増大することが確認されています。マインドフルネスの脳研究で有名なハーバード大学のサララザー教授によれば、8週間のマインドフルネスの実践により海馬の灰白質が5%増加し、萎縮していた海馬が回復したことが確認されています。海馬は、記憶と空間認識、感情制御の調節をする領域と考えられ、Vol.2でお伝えしたロンドンのタクシードライバーの神経可塑性の研究の対象となった領域です。

 

左海馬の体積が5%増加

この事例は、2010年にマサチューセッツ総合病院、ハーバード大学医学部等が実施した研究結果です。健康な瞑想未経験者16人が8週間のマインドフルネスプログラム(MBSR)を実践し、その前後にfMRIで画像解析を行い17人の非実践者と比較するという研究内容です。結果は、マインドフルネスの実践前後で、左海馬内の灰白質体積が5%増加したことが確認されました。海馬の構造が変化しているという結果は、学習および記憶プロセス、感情調節、自己参照処理を改善することを示唆していると考えられています。また、同研究で、実践者たちの後帯状皮質、側頭頂接合部、および小脳の灰白質濃度の増加が確認されています。

 

記憶や学習、空間認識に関わる部位である海馬は、知覚プロセスにおける重要な役割も果たしており、感情制御の調節にも関与していることが知られています。記憶機能においては、ワーキングメモリ(作業記憶)と呼ばれる30秒くらい継続する短期記憶を担っています。短期記憶は、何かの作業をするために短い時間だけ覚えておく必要のある記憶で、その作業が終わってしまえば忘れてしまうものです。マインドフルネスの実践によるこの領域の構造的変化は、記憶力や学習プロセスを向上させ、仕事の作業効率を高めたり、迅速で正確な意思決定をする上で必要となる判断力を向上させたりすることが見込まれます。

 

(研究事例1 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3004979/

 

時期 2010年
実施者 マサチューセッツ総合病院、ハーバード大学医学部、ギーセン大学(独)他
被験者 MBSR(※)参加者16人と非参加者17人、平均年齢38歳
内容 MBSR8週間プログラム(平均27分/日)実践前後のMRIデータを解剖学的に分析
結果 左海馬、後帯状皮質、側頭頂接合部、および小脳の灰白質の体積増加を確認した。
考察 MBSRへの参加が、学習および記憶プロセス、感情調節参照処理に関わる脳領域を増加させると考えられる。

(※) MBSRは、Mindfulness Based Stress Reductionの略で、米国で最も普及しているマインドフルネストレーニングプログラムの1つ。

 

 

右海馬の体積が増加

この事例は、2009年にUCLA医科大学とイエナ大学が実施した研究結果です。マインドフルネスの長期実践者の脳の構造変化を解剖学的に分析した結果、右海馬及び右眼窩前頭皮質の灰白質の体積が有意に増加したことが確認されました。記憶や学習プロセスに関わる海馬は、感情の調節にも関与していると考えられています。感情に対する反応を上手に調節することができない人は、海馬の機能障害を有する可能性が示唆されており、うつ病、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などのストレスが原因となる心の病は、海馬の密度または体積の減少に関連していると考えられています。マインドフルネスの実践による海馬の構造的変化は、感情反応の調節を改善することで、肯定的な感情を育成し、安定的な感情を保ち、注意深い行動を可能にし、ビジネスシーンで必要とされるコミュニケーションの向上や信頼関係の構築に寄与すると考えられます。また、感情のコントロールが上手になりストレスマネジメントにも有効であると考えられます。

 

(研究事例2 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3184843/

 

時期 2009年
実施者 UCLA医科大学、イエナ大学(独)
被験者 マインドフルネス長期実践者(5年〜46年)22人と非実践者22人、平均年齢53歳
内容 ハイレゾMRIデータを活用し長期実践者の脳構造の変化を解剖学的に分析
結果 右海馬及び右眼窩前頭皮質の灰白質の体積が有意に増加した
考察 右海馬及び右眼窩前頭皮質は、感情調節および反応制御に関与しているため、マインドフルネスの実践により肯定的な感情を育成し、感情の安定性を保持し、注意深い行動をとる能力と習慣を養うことができると考えられる。

 

 

記憶力に効果

この事例は、2018年にマサチューセッツ総合病院が実施した研究結果です。4週間のマインドフルネスの実践で、記憶力の向上が確認されました。4週間プログラムには、6つのマインドフルネスのプログラムと3つのライティングのプログラムが含まれ、マインドフルネスプログラム参加者50名とライティングプログラム参加者29名に分けられ、ランダムな順序で各プログラムが提供されました。ウェブベースで1時間のクラスが週4回行われ、参加者はウェブカメラを介して先生や他のグループメンバーとコミュニケーションを取ることができます。また、両方のプログラムの参加者は、Webポータルを介して、1週間に5回、30分間の自己練習を求められます。

 

記憶力を測るタスクは約20分かけて行われ、コンピュータを使用して合計144回のテストが繰り返されます。1秒間のポーズ後、2秒間 6文字のアルファベット(①)がディスプレイに表示され、記憶するよう求められます。次に3秒間のポーズ後、2秒間アルファベット1文字が表示され、6文字のアルファベット(①)と一致するかどうかを判断します。次に5秒間のポーズ後、新たな6文字のアルファベット(②)が表示されます。この②の6文字は、①で表示された3つの文字と新規の3つの文字から構成されます。次に3秒間のポーズ後、4つのアルファベットが表示され、①と②両方に表示された文字、①にのみ表示された文字、②にのみ表示された文字、①と②どちらにも表示されなかった文字を分類、判断します。

 

このようなプログラムとタスクを実施した結果、4週間のマインドフルネス実践者のタスクエラー率がライティングプログラム参加者よりも低く、マインドフルネスの実践が記憶力に効果があることが確認されました。

 

(研究事例3  https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs11682-018-9858-4

 

時期 2018年
実施者 マサチューセッツ総合病院
被験者 マインドフルネスプログラム参加者50名とライティングプログラム参加者29名、平均年齢27歳
内容 4週間のWebベースのマインドフルネストレーニングプログラム(週4時間のクラス、30分/日の自己練習)またはライティングプログラムに参加後、記憶力評価タスクを実施し、海馬の体積変化率をMRIで評価
結果 マインドフルネスプログラム参加者のタスクエラー率はライティングプログラム参加者に比べ有意に低く、プログラム後の海馬の容積変化率は有意性を示さなかったものの、左海馬の体積増加と相関関係を示している。
考察 マインドフルネスの実践が、推論、学習、および問題解決に不可欠な能力である作業記憶の向上に有効であり、左海馬の体積増加が関連していると考えられる。構造的な海馬の変化にはより長い期間の実践が必要と考えられる。

 

 

マインドフルネスの実践が海馬を活性化

このように、マインドフルネスの実践が、海馬を活性化し、その機能と構造を変化させることが、研究結果で示されております。このコラムで記載している研究結果以外にも、マインドフルネスの実践が海馬に影響を与えていることを示す様々な研究結果が報告されています。

 

海馬は、記憶や学習、空間認識に関わる領域で、マインドフルネスの実践により、記憶力や学習プロセスが向上し、仕事の作業効率を高めたり、迅速で正確な意思決定をする上で必要となる判断力を向上させたりすることが考えられます。また、海馬は、感情の調節にも関わっており、マインドフルネスの実践により、感情反応の調節を改善し、肯定的な感情を育成し、安定的な感情を保ち、注意深い行動を可能にし、ビジネスシーンで必要とされるコミュニケーションの向上や信頼関係の構築に寄与すると考えられます。また、感情のコントロールが上手になりストレスマネジメントにも有効であると考えられます。